「このミステリーがすごい!」選出。世界的傑作ベストセラーを完全映画化
というアオリ文なんですけどね。どうなんですかね。
こちらレンタル店にてちびぞう母チョイスのミステリー?です。
もう一つのアオリ文は
「”ドラゴン・タトゥーの女””特捜部Q”に続く北欧ミステリーの衝撃作!!」
なんですけども・・・北欧ミステリーってちびぞう的には少し微妙だったりするんですよね・・・。『ドラゴン・タトゥーの女』のハリウッド版の映画は大好き!!だったんですけど、そこから原作となった北欧ミステリーのテレビドラマ版?を観たら
寝てしまいましてね・・・
最後までちゃんと観れなかったんだよなぁ。なのでちょっと不安になりつつも鑑賞です。
【映画情報】
【原題】Myrin
【制作国】アイスランド、デンマーク、ドイツ
【監督/脚本】バルタザール・コルマウクル
【原作】アーナルデュル・インドリダソン
【撮影】ベルクステイン・ビョルグルフソン
【美術】アトリ・ゲール・グレタルソン
【編集】エリザベト・ロナルドドッティル
【音楽】ムギソン
【出演([]内は役名)】
- イングバール・E・シーグルズソン[エーレンデュル警部]
- オーグスタ・エバ・アーレンドスドーティル[エヴァ]
- ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン[オルン]
- オーラフィア・フロン・ヨンスドッティル[エレンボルク]
- アトゥリ・ラフン・シーグルスソン[オルン]
- テオドール・ユーリウソン[ルーナル]
- ソルステイン・グンナルソン[ホルベルク]
【公開日(日本)】2015年1月31日(トーキョーノーザンライツフェスティバル2015にて)
【上映時間】94分
【IMDB】7.0/10.0 (およそ4,600人の評価)
【あらすじ】
アイルランドの湿地帯に建つ家屋で男性の死体が発見された。エーレンデュル刑事は捜査を開始。部屋の中を捜索すると、引き出しの裏側に一枚の写真を見つける。それは数十年前に起きたレイプ事件の被害者が生んだ娘ウイドルの墓の写真であった。少女の墓を調べ遺体を掘り返すと脳がなく、悪性の脳腫瘍で亡くなっていたことが発覚。刑事は、かつてホルンベルクという男が行ったと思われるレイプ事件の被害者を探すことに・・・。
【感想(ネタバレするよ!!)】
☆1.0/5.0
わーこれあらすじがどこにも載ってないやつだ!困った!自分で書くしかない!書きました!!
ううううううううううううんんんんんごめんなさい!!!!!!
「これだから北欧ミステリーは!」
と一括りにはしたくないんですけどね!?
やっぱりつまんなかったです・・・。
ちなみに原題の「MYRIN」はまんま「湿地」という意味です。端から端まであまりひねりがない・・・。(すいません・・・)
ちびぞう的には悲惨なんだけど、IMDBだと結構評価があったりするので・・・好きな人は好きなのかもしれない・・・。
おおまかなストーリー
難病の娘が治療の甲斐なく亡くなってしまい、葬式が営まれるシーンがオープニングです。
そして場面は飛んでエーレンデュル刑事が湿地帯の家屋で発見された死体の捜査を始める場面から物語は始まります。
その湿地は夏場は悪臭が漂う家だった・・・(そして後に床下からも死体が見つかるんだけどね!その臭さもあって悪臭漂ってたのかな!)
家の引き出しの裏側から見つかった封筒に入っていた写真から、とある墓地を特定する。そこを暴くと、ウイドルという娘の死体が発見された。
刑事は、彼女の母が何十年か前にレイプされて生まれた子どもだという事を明らかにし、そこから同じレイプ事件の別の被害者を探そうとする。
同時にその死体には脳がなく、悪性の腫瘍で亡くなっていたことが分かるのであった。
なんやかんやあって、犯人はオープニングに登場した「娘を病気で亡くした男」だと言うことが判明。
彼(犯人)は自分の娘の病気が極めて稀な遺伝性の病気にかかっていたと知り、そのルーツを独自に探していた。すると、自分の本当の母親は別におり、彼女がレイプされて自分が生まれたのだということを知る。
そして、レイプ犯でもあり実の父親であるホルンベルクを殺害するのであった・・・。
なんやかんや推理した刑事に事件を暴かれた父親は拳銃自殺してしまう。
というお話!
感想は・・・
うーん退屈ですね。全体的に画面が暗くて、物語の盛り上がりも特になく、淡々と話が続いていく・・・
更に時系列がややこしくなっていたり、登場人物が誰が誰やら分からなかったり、名前も聞き慣れないものばかりで覚えにくしで・・・観てるこっちが臭い沼にズブズブとはまって抜け出せなくなりそうです(笑)
こういうのが北欧ミステリー!!って印象を付けられてしまうとあんまり良くないとは思うんですけど、「ドラゴン・タトゥーの女」もちびぞう的には似たような感じであんまり好きにはなれなかったので・・・きっと北欧ミステリーとちびぞうの相性が良くないんだな!!!(笑)
設定的には、亡くなった娘が持っていた遺伝性の病気が発症した原因が何か突き止めようとする、そしたら自分がレイプで生まれた子どもだという事を知る。その原因となった男を(娘を亡くした復讐心から)殺してやろう!という動機で結構真新しいというかぶっとんでるというか。もしかしたら原作は面白いのかもしれませんね・・・。
(でも元を辿れば遺伝元はその先にもいるわけで、しかも確かに娘は病気で亡くなってしまったんだけども、父親がいなかったら娘も生まれてこないわけで・・・というタイムトラベルのジレンマのようなことを悶々と抱えてしまうな・・・)
つまりまぁ、亡くなってしまったけど、そこまでのかけがえのない時間や娘と過ごした幸せな思い出だって、言ってみればそのレイプ犯のおかげだったりするわけで(しかも蓋を開けてみればレイプというかただの浮気で後々母親は脅されたらしいけど行為自体は合意だったらしいし)、殺すほどのことなの?と思ってしまうというか。
うーーーーーーーん動機が弱い!!!
まとめ
全くオススメしません!!(笑)
マイナーな俳優さんばかりだから、俳優目的で観てねとかもなかなか言えないし・・・。
観てみようかな?って思った人がいたら、多分原作を読んだ方が面白いかもしれませんよ。
「その死体は、悪臭漂う湿地で見つかった。映画『湿地』ネタバレ&感想 」への4件の返信
アマゾンのプライムビデオにあったので、ご飯作りながらレンジの上のキンドル・ファイアで3日ぐらいに分けて少しづつ見たら、ぜーんぜんどういう話か分からず、アイスランドは荒涼とした寒いところで未だにどこでもタバコを吸うんだな、くらいの感想しかなかったのですが、貴ブログを読んでそういうお話だったんだ!と納得することができました。
ありがとうございました。
教訓:料理しながら字幕モノは見ないほうが良い
>>ねもねも様
ながら観で更に小分けにして観たという状況にまず笑ってしまいました。
当記事が少しでも理解の手助けになれたのが嬉しいです。
そしてアマプラで観れたのは幸いですね・・・!(笑)
コメントをどうもありがとうございました♪
北欧ミステリは女性暴力や女性軽視がテーマになっている作品が多いですね。オルンの娘が目は泣く為にあると言っていたシーンがありましたが、幼い子供にそんな事を言わせる原因(遺伝の病気)が自分にあり、更にその元を辿れば父親はレイプ犯のクズ野郎だった訳なので、自分の出生を辿り真実を知った上で自分と妹を最後の保因者として連鎖を断ち切る、という意味なら、殺害の動機は充分なのかなと思いました。
ただいまこちらは2024/4月になります。
ユーチューブで無料になってたので観ました。もう北欧の映画は観ないかもです。あのへんは戦争モノ以外は全部ダメかもですね。(苦笑)
流し見してたのですがだいたいあってました。ユーチューブの投稿では優等生の歯に浮くようなコメントばかりで、こちらのコメントを読んで「あぁ、この感想で間違ってなかったのかw」と逆に安心を頂きました。薄暗いテーマを暗闇や薄暗い照明で演出した古い技術の映画で、こういった画作りは、映画を数百本と観てきた者からすると単に見づらくて疲れるだけです。すなわち「疲れた」、これがこの映画に対する私の感想になりますw映画館で観でもネットでも、動画で観るもんじゃないですね、「一分で要約」の人にお願いするのが最適ですけどそれでも「フーン」な感じです。