「湖の下に何がある?」
「金塊だよ。ナチの金塊だ」
映画館で観ようかなーと思っていたんですが、観れないまま気付いたら終わってた系のやつですね。レンタルが出ていたので借りて観てみました!
想像としては、この金塊の奪還作戦が痛快でとんちが効いてて(?)ドタバタコメディっぽい雰囲気もあるエンタメ大作かなーというイメージ。実際はどうなのでしょうか!!
主演陣にはあまり見知ったお顔の俳優さんはいなかったのですが、助演的なところに『セッション』のJ.K.シモンズが出ています!これは嬉しい!!
アスミックエースさんの公式サイトはこちら。
【映画情報】
【原題】Renegades
【制作国】フランス・ドイツ合作
【監督】スティーブン・クォーレ
【脚本】リチャード・ウェンク、リュック・ベッソン
【原案】リュック・ベッソン
【製作】リュック・ベッソン、ラファエル・ベノリエル
【撮影】ブライアン・ピアソン
【美術】ユーグ・ティサンディエ
【衣装】エスター・バルツ
【編集】フロラン・バッソー
【音楽】エリック・セラ
【出演([]内は役名)】
- サリバン・ステイプルトン[マット・バーンズ]
- チャーリー・ビューリー[スタントン・ベイカー]
- シルビア・フークス[ララ・シミッチ]
- ジョシュア・ヘンリー[ベン・モラン]
- ディアミッド・マルタ[カート・ダッフィー]
- ディミトリー・レオニダス[ジャクソン・ポーター]
- ユエン・ブレムナー[ジム・レイニー]
- J・K・シモンズ[ジェイコブ・レヴィン少将]
- クレーメンス・シック[ペトロヴィッチ]
【公開日(日本)】2018年1月12日
【上映時間】105分
【配給】アスミック・エース
【映倫区分】G
【IMDB】5.4/10.0 (およそ5,400人の評価)
【あらすじ】
1995年、紛争末期のサラエボで大胆な戦略を展開するマット率いる5人のネイビーシールズのもとに、ある日、湖に重さ27トン、総額は3億ドルに及ぶナチスの金塊が眠っているとの情報が入ってくる。この金塊があれば、戦争に苦しむ避難民を救うことができると、メンバーの1人が恋に落ちたウェイトレスから懇願された5人は、金塊を奪取するため作戦を計画。敵陣の真っただ中に位置する水深45メートルの湖から、8時間という限られた時間で金塊を運び出すミッションがスタートする。【引用元:映画.com】
【感想(ネタバレするよ!)】
☆2.7/5.0
この映画はですね・・・
J.K.シモンズが全てを持っていく映画になっております。
というのも彼は「ちょっと行動が派手でルールに反しちゃうところもある主人公チーム」の上司役を演じているんですが・・・これがもう・・・にくい!鬼上司に見せかけて、実は非常にチームの事を理解しており、怒るところは怒る!でもさりげなく褒めるし褒美を出す!という飴と鞭が非常に上手なおひと・・・。
原題の意味は?
この映画の原題は「Renegades」となっていて「裏切り者」とか「背教者」といった意味があるようです。深い宗教的な意味合いも含まれているかもしれませんが、宗教観の薄いちびぞうにはパッときませんね~。「アウトロー」「はぐれ者」というような意味合いの方が近い気がしていて、ちょっと道に外れたようなことはするけども、彼らなりの正義がある。そんな人たちを表す原題なんじゃないかなーと思っています。
オープニングでも、サラエボで敵の将軍を人質に取る作戦をしているんですが途中で見つかって追い詰められてしまい逃げることに。その時に取った彼らの行動が、戦車で街中を破壊しながら失踪、橋から川に突っ込んで水中から逃走・・・というとても大胆で派手な作戦!上からの指示ではなく、彼らの独断でこういうことをしちゃうチームなんですよね。
だから、彼らのこういう型にはまらないというか「おいおいそれはやりすぎじゃ?」って思えちゃうような作戦だったりの破天荒さを表してるタイトルだと思ったんです。
ちょっと分かりにくい
紛争地帯の事とかまったく分かっていないちびぞうなので、主人公たちネイビーシールズの他にもNATO軍だったりセルビアの兵士だったりと勢力が色々出てくるのがちょっと分かりにくい・・・。力関係というか、どこが対戦していてどこが共闘関係なのかとか、この場面のこの兵士はどこの所属の人?とかですね。
ぶっちゃけそこまで細かく把握していなくても話の大筋はとてもシンプルなものなので普通に楽しめましたが、こういう世界情勢的なものとか、それぞれの国の歴史とか、軍の仕組みなんかにも軽く知識があるとより楽しめるのかもしれませんね。
(そういう知識に詳しすぎると逆にリアリティのない部分に気が散って楽しめない部分も出て来てしまうのかもしれませんが(笑))
話のオチとまとめ
大昔にドイツがフランスから奪った金塊が、爆破によって湖の底に沈んだ町に眠ったままになっているという情報を地元のバー店員をしている恋人に聞いたネイビーシールズのメンバー。
彼女はその金塊を回収してその半分を祖国の復興に使いたい、だから手伝って欲しいと頼まれて軍には秘密にしたまま金塊奪還作戦を敢行するチーム。
湖の中に入れた大きな布に空気を入れ、気球のような形にして水面まで運ぶという作戦が実行されます。が、その国の人達にも金の存在がバレて狙われる。結局は軍にも作戦がバレて助けて来てもらう形で終わる。
金塊はアメリカ軍が回収、フランスに返すよって話になるんですが・・・ここで、J.K.シモンズが実際は3億200万ドルくらいの価値がある金塊を1億5000万と説明(笑)しかも、その作戦は最初から海軍が把握していましたと軍の手柄にしちゃうんです(笑)
そして最後にちゃんと減らした分のお金をみんなに配るんですが、その金額がどう見ても少ない(30万円くらい)。まさかシモンズさんネコババしたの?と思ったら(地元の復興にお金を使いたいと言っていた)彼女だけが沢山貰っている!!というオチ。
ね、シモンズさんが全部良いとこ取りしちゃうでしょ!!劇中のメインの作戦内では一切出てこないしなんなら最初と最後にしか出てこないけどかっこよすぎだよ!!
雑なまとめだけど終わります。読んでくださってありがとうございました(笑)